課題解決に向けた取り組み事例

負荷の少ない新たな広域化、シェアードサービスの実現茨城県土浦市・かすみがうら市・阿見町様

Point

  • 近隣事業体のお客様センターを共同化することで業務効率を高め、委託費用を削減
  • 事業統合をせずに短期間で広域化を実現
  • 独自のノウハウによってサービス品質の向上と効率的な運用を実現

水道事業の広域化といえば、水平統合・垂直統合などが議論されますが、事業統合が必要な広域化は、事業体様間の調整や議会承認などハードルが高く、大きな負荷や時間を要するという課題があります。
第一環境では、事業統合を伴わない簡易な広域化手法として、複数の事業体が共同の事務をひとつにまとめて委託する「シェアードサービス」を展開しています。
平成27(2015)年に業務を開始した茨城県かすみがうら市・阿見町とのシェアードサービスに、平成29(2017)年4月から土浦市も参加しました。
協定書により共通の業務仕様を策定、合同で業者選定を行った上で各市町との契約は個別に行う形態となっています。

サービスを維持・向上させつつ効率化を実現

人と物を集約して重複投資の無駄をなくし、稼働率を上げることで、コストダウンとお客様サービスの充実・利便性向上を両立することができます。

シェアードサービスによる成果

3事業体共同の営業所を設立し、人の集約と最適な業務サイクル管理・運営を行うことで以下のような効果を生み出しています。他にも物やサービスの集約・共通化によって効率化や品質向上などにつながっています。

「新しい広域化」で水道の未来に貢献

平成30(2018)年の水道法改正により、官民連携や広域化の推進が加速していきます。広域化に関する補助金等も検討されており、地域のニーズに応じた広域化を検討し、実施することも可能な環境になってきています。第一環境は、厳しい水道事業環境の中で、 「新しい広域化」などのサポートを通じて一層の効率化を図り、安心・安全な水道サービスの持続性確保に貢献していきます。

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